歯科検診は誰のため?

 ずばり、歯の定期検診とはご自身のために必要です。歯を失う原因はむし歯と歯周病です。歯医者さんはむし歯を治すところですが「むし歯を治す」ことは出来ません。むし歯を削って補修しただけです。元の歯に戻すことはできません。また、歯周病で無くなった骨を元に戻すことはとても難しく、一般的には元に戻すことは出来ません。ですから、「治療」をすることよりも「予防」が大切で、初期の段階で発見し早く治療をしていくことが大事になります。

歯を失うと認知症のリスクは最大1.9倍に?

 近年、認知症の発症リスクと残っている歯の数との関係が明らかになってきました。残っている歯が多い人ほど認知症の発症リスクが低いということです。その他にも歯周病の悪化には糖尿病・脳卒中・心筋梗塞・高血圧・敗血症・誤嚥性肺炎のリスクを増やすことが分かっています。


定期検診の方へ(保険適応の場合)

1日目

 前回の処置終了後の検査結果と照らし合わせ悪いところはないかチェックしていきます。必要に応じてレントゲン撮影します。

 


2日目

 お掃除が一回で取りきれない方、歯周病の進行がある方・治療が必要な方はここで処置していきます。

 


3日目

 治療部位がない方は、一か月後に歯科医院専用のフッ素入り歯磨剤で仕上げ磨きをして定期検診としていきます。

 


PMTC Professional Mechanical Tooth Cleaning

(自由診療の場合)

  PMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)とは、専用器具を用いて行う歯の清掃のことです。毎日のブラッシングに加えて定期的に行うことで、蓄積しがちな歯垢や着色汚れ、細菌(バイオフィルム)を取り除き、虫歯や歯周病を防ぐことができます。

 

 保険診療と違い、治療制限がありませんので保険外の材料を使用することができ、一度で終わらせることができます。

自己負担 約1時間で8000円(税別)になります。 前回レントゲン撮影時より1年以上期間が空いている場合はレントゲン代を別途(5000円)いただく場合があります。